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評価:
デボラ デフォード
文香社
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(1999-07)
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海外で人気の高かった書籍の翻訳版というと、私のこれまでの経験からすると割りとハズレなく面白く読めたのでコチラを図書館でチョイス。
この本のテーマを私なりに要約しますと『快適な生活はお金とモノではない』というようなことと感じました。まぁ、前章で述べられているのですが、一冊が(最近の書籍に比べると)字も細かくページ数も多いので後半には忘れておりましたが。
で、感想は……、海外の文筆家ならではの合理的な視点など興味深かったです。
が、読後直後の印象はイマイチ。…なんて言いますか、読んでいても面白くないんです。何でだったんでしょうかね?………結構、良い事(毎日の生活に対する提案や言葉)が書かれているのに…?
…と、こんな読後感でしたので再度読み返してみることに。
すると、何を不満に感じたのか分かりました。要は一冊の本にこれでもかと詰め込んだ"詰め込み過ぎ"に対する満腹感とお説教的な文だったのかも、と。この本『自分の内面』に目を向けることから始まり『時間の使い方』『人間関係』『家庭内の掃除』『仕事』『金銭管理』…と凄く濃密な内容で進んでいきます。そして、どの内容も多彩に深い、で、もって本の字も細かい、と。(読み疲れだったのかもしれませんが)
原文を読んでいないので何とも評価できませんが…。もう少し焦点を絞ってもらえるといいかも。